保登ショコラの気ままにアニゲー感想

個人的に好きなアニメやゲームについての感想や考察を書くブログ。1番の推しキャラはごちうさのココアです!

【ガルパ】イベント「ノーブル・ローズ -歌、至りて-」世界で2番目にカッコいいドラマーに込められた意味

今回も前回に続いて、ガルパで開催されたイベント「ノーブル・ローズ -歌、至りて-」の感想を書いていきます。

 

まずは、イベントストーリーの感想の続きからです。

フェスの前日、友希那さんと紗夜さんは前に紅葉狩りに行った時、自分宛てに書いた絵手紙を読み返していました。

まあ僕は、今回新たに登場した★4紗夜の特訓前イラストに、紅葉の模様が描かれた手紙を読む紗夜の姿があったことから、この展開を予想してましたけどね。

あと、珍しくノックをして紗夜さんの部屋に入る日菜の「コンコン」が可愛かったです(笑)。

 

また、日菜は気を引き締めるために自分宛に手紙を書いたと聞き、「おねーちゃんってさ、やっぱりおねーちゃん自身のことを1番応援してるよね」という一つの確信をします。

そして、日菜の次のセリフ。

「あたしとの約束もきっと、嘘じゃなく大事にしてくれてるって思うよ。けどさ、その先には約束を『守ろう』って思ってるおねーちゃんがいるわけじゃん?」

この約束を『守ろう』というのは、紗夜さん自身の『選択』です。これまでたくさんのことと向き合った結果、選んだ一つの『選択』。

それに対し、このように言葉を返す紗夜さん。

「あなたとの約束を果たせるのは私しかいないから。決めたことを実行するのは自分自身だという気持ちが強いのかもしれないわ」

このセリフには、約束を『守らなきゃ』という意味があるように感じました。つまり、ギターと同じく、『義務的に』約束を守ろうとしていると。

しかし、それこそが紗夜さんの『強さ』だと日菜は言います。

自分の『選択』に責任を持ち、その『選択』による苦悩とも向き合った結果が、今の紗夜さんの『強さ』ということでしょう。

そしてそれは、つまり紗夜さんのこれまでの『選択』が今の『強さ』に結び付いているということ。

だからこそ、紗夜さんは日菜が自分の『選択』を肯定してくれたと考えたのでしょう。

 

続いて、フェス当日。Roseliaのもとに、香澄や蘭達が応援に来た場面。

「私達だけじゃなく、刺激になる演奏がたくさん観られると思うわ」と話す友希那さんに、「まじめっていうか、カタイっていうか...」と呟く蘭が面白かったです(笑)。

また、それでも「あたしは今日、湊さんから1番のものを得たい」と伝える蘭。そんな蘭に、「最高の演奏をしてみせる」と答える友希那さん。

この2人がとてもカッコよかったです!

あ、香澄は楽しそうで可愛かったです(笑)。

 

そして、会場に着いたRoselia

すると、友希那さんは一つの提案をします。

それは、自分達の『これまで』を築いてきた曲『LOUDER』の演奏を今日のライブで終わりにしたいというものでした。

この発言にはとても驚かされましたね。

しかし、「大切な曲だからといって、未来を歩いていく私達がこれからも歌い続けていくかは、また別の話」という考え。そして、「この曲はきっと、私の原点にずっと生き続ける」という友希那さんの言葉を聞き、僕も素敵な選択だなと思いました。

また、リサの「歌って、いつか役目を終える時がくるものなんだね」というセリフには少し寂しさを覚えましたね。

あと、あこの次のセリフ。

「もし、この先『LOUDER』が必要になったら、演奏しなきゃって思うときがきたら、あこは真っ先にそれをみんなに伝えるよ」

これは、前回のノーブル・ローズのイベストと繋がっていて良かったです。

 

そして、楽屋でのシーン。

初ライブの話をする中で、「思えばRoseliaは、湊さんと私。2人から始まったものでしたね」と思い返す紗夜さん。

音楽を利用して私情を乗り越えようとしていた2人。それは正しいことではないと知りながら。

その頃は確かによく似た2人でしたが、紗夜さんは「今では、まるで逆の歩み方をしています」と言います。

父親のことといった、これまで思いを断ち切り、自身で『歌いたい』と決めた友希那さん。

日菜とのことなど、これまでの苦悩も全て抱えて進もうとする紗夜さん。

抱えていた私情を、同じように音楽を使い乗り越えようとしていた2人が、今度は全く逆の方法で前へ進もうとしている。

すごく心にしみる『選択』だと感じました。

 

また、友希那さんがあこに「思えばはじめからずっと、まっすぐ『カッコイイ』人だった」と伝えたシーンは少し泣いてしまいました。

自分の決めた道をブレずに貫く強さ。そんなカッコよさを、あこは初めから身に付けていたんですね。

さらにここで友希那さんは、あこに「これからも頼んだわよ、世界で二番目にカッコいいドラマーさん」と伝えます。

個人的に友希那さんのこのセリフはすごく印象的でした。

なぜなら、友希那さんは以前、あこに「私は2番であることを自慢するような人間とは組まない」と言っていたからです。

友希那さんが、ここでわざわざ「世界で2番目に」という言葉を使ったのは、自分を2番だと思うあこじゃないと今のRoseliaは生まれなかったと考えたからなのかもしれません。

あこは、巴のような自分がカッコいいと思ったり、憧れたりしたものをひたむきに目指す子で、その気持ちがRoseliaに入ることに繋がりました。
逆に、もし、あこが自分が一番だと満足していて何にも憧れる気持ちを持ってなかったらRoseliaには入ってなかったということになります。

二番目として、自分がカッコいいと思ったものを追いかけ貫いてきたあこに『敬意』を込めて、「世界で二番目にカッコいいドラマー」という表現をしたのかなと僕は考えました。

 

続いて、『誇り』や『頂点』といった曖昧な言葉を足がかりにここまで来れたことを嬉しく思うと語る友希那さん。しかし、曖昧だったからこそみんながそれぞれ悩み、考え、言葉の意味が明確になったとリサは言います。

そして、このリサのセリフ。

「今ここにいるアタシ達が、全部自分達で選んだことだとしたら、これまでのことはきっと、全部『正解』だった思う。悩んで泣いたことも、お互いぶつかったことも...全部」

これまで、Roseliaもバンド内で様々な葛藤や衝突がありました。しかし、その全てが正しく、今の自分達に至るために必要だった。

なんだか、今までのRoseliaのバンドストーリーやイベントストーリーを思い起こさせてくれる言葉でしたね。

 

そして、フェス本番。

自分の音を「正確なだけのつまらない音」と嫌っていた紗夜さんが、自分の音色を「他の誰にも奏でられない音」と思い改めていたのが良かったです。さらに、誇りと強さをのせて『私だけのこの音を奏で続けること』を自分のやるべきこととする姿は本当に素敵でした。

そして、自分達のはっきりと明確に映る影を見て、歌うことがとてもシンプルだったことに気が付く友希那さん。最後に、友希那さんの口から「私は誰よりも、歌が好き」という言葉を聞けて、ホント良かったです!

 

今回の感想は以上です。

続きは次の記事で。