保登ショコラの気ままにアニゲー感想

個人的に好きなアニメやゲームについての感想や考察を書くブログ。1番の推しキャラはごちうさのココアです!

【ガルパ】パスパレと春擬き

前回の記事では、ガルパで開催されたイベント「フラワリー・ジューン・ブライド」の感想を書きました。

 

verspielt.hatenablog.jp

 

ただその記事では、イベント楽曲に関する感想を全て書くことができず、残りを後の記事で書くことにしていました。

そのため今回はイベント楽曲「春擬き」と楽曲のカバーを担当したパスパレについて、僕が感じたことを書いていきます。

 

まず曲を聴いた感想ですが、彩ちゃんの優しい歌声が「春擬き」の曲調と合っていてとても良かったです。確かに「春擬き」は「しゅわりん☆どり〜みん」などのようなアイドルらしい可愛い曲調ではありませんが、パスパレには「ゆら・ゆら Ring-Dong-Dance」や「もういちどルミナス」のような切なげな曲もいくつかあります。そのようなパスパレの曲も僕はとても好きなので、パスパレに「春擬き」をカバーしていただいて個人的にはかなり満足できました。

 

今回カバーされた「春擬き」はアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』のOP曲で、歌詞もアニメの内容に合わせていると思うのですが、この歌詞はパスパレにも合っているなと感じました。

例えば、サビの「こんなレプリカはいらない   本物と呼べるものだけでいい」は彩ちゃんの気持ちを表していると思います。彩ちゃんにとっての本物とは「努力を積み重ね頑張り続ける自分らしいアイドル」のことで、レプリカとは「努力を諦め、何か別のものにすがった自分の姿」を指していると僕は感じました。まあ、彩ちゃんは自分を偽り、「レプリカ」を作れるほど器用な人間でもないですけど(笑)。

逆に千聖さんから見れば、彩ちゃんの目指す「本物」はただの夢、つまり「お伽話」のようなものに過ぎないのでしょう。千聖さんはこれまで「空欄を埋め定理を完成させていく」ように確実な道のみを選び、理論的に正しいと思われる行動しかせず、夢のような不確定なものを嫌っていました。しかし、こうして正しく完成させたはずの道にも何か足りず、それが彩ちゃんの目指す夢のようなもので、千聖さんも自分の夢を持ちたいと思うようになりました。そして、このように千聖さんが「道を変える」のがパスパレのバンドストーリー2章でのことです。

また、そう考えるとサビの「こんなレプリカはいらない   本物と呼べるものだけでいい」は彩ちゃんだけでなく、千聖さんの思いも表現していると考えられます。千聖さんにとってのレプリカは「夢を持つこともできないつまらない自分」で、本物とは「夢を見る自分の姿」です。だから千聖さんにとっては、夢に向かって真っ直ぐに頑張り続ける彩ちゃんこそが本物でもあるのでしょう。

 

その他にも、パスパレのバンドストーリーやイベントストーリーの内容とアニメ「俺ガイル」の内容が重なっていたと僕が思う部分がありました。

 

例えばPastel*Palettesと奉仕部です。どちらも当初はスタッフや教師といった上の立場の者によって集められたグループ・部活でした。そのため、初めはお互いのことをあまり知らない仲で、すれ違いなども起こりましたが、それを乗り越えて徐々にお互いを理解していこうと歩み寄っていく部分は、よく似ていると思います。また、「春擬き」の歌詞の「レプリカ」はバンドストーリー2章で、個人の仕事を優先し形だけのものになってしまったパスパレのことも指していて、「本物」とは、そうではなくメンバー皆んながパスパレのことを思いパスパレの活動をメインとすることとも考えられました。

 

以上が、新楽曲「春擬き」と楽曲をカバーしたパスパレについて僕が感じたことです。