保登ショコラの気ままにアニゲー感想

個人的に好きなアニメやゲームについての感想や考察を書くブログ。1番の推しキャラはごちうさのココアです!

『スロウスタート』の魅力 遠回りもマイペースも悪くない

このブログでは、これまでに2つの記事において、以前『きらファン』で開催されていたイベント「開催!エトワリア大運動会」に関連する作品の魅力や感想を書いてきました。

 

verspielt.hatenablog.jp

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今回も引き続き、同イベントで限定キャラとなっていたキャラクターが登場する作品について書いていこうと思います。

 

NEW GAME!』『きんいろモザイク』についてはすでに記事を書いたため、今回紹介するのは限定キャラ最後の1人、栄依子が登場するアニメ『スロウスタート』(スロスタ)です。

 

では、まずはそんなアニメ『スロウスタート』の基本情報から伝えていきます。

 

原作は芳文社発行の『まんがタイムきらら』にて、2013年より連載されています。

また、コミックスは現在(2019年6月)までに全6巻が発売されており、アニメは2018年冬に全12話が放送されました。

 

 

 

それでは、次にアニメ『スロウスタート』の僕が思う魅力をいくつか紹介していこうと思います。

 

1   可愛いキャラクター

これまでのきらら作品と同様、今回もまずはこの魅力からです。

『スロスタ』のキャラクターたちは可愛いのはもちろんですが、作中ではそんなキャラたちがよく動きます。

ちなみに、僕の推しは主人公の花名ちゃんです。特に、体力測定のエピソードやサメのパジャマを着ていたシーンの花名ちゃんはとても可愛かったです(笑)。

また、個人的には万年さんも好きなキャラクターです。なぜか服装はスウェット、出掛け先はコンビニにこだわっているところが、ちょっと(かなり)抜けていて可愛いです(笑)。

 

2   ピンク色の強い色彩

僕は、アニメを見るときは色彩をいつも重視しています。

個人的に『スロスタ』は背景や演習にピンク色が多かった印象で、可愛い女の子たちがメインのこのアニメには合っていると思いました。

また、1話では背景に満開の桜が鮮やかなピンク色で描かれていました。桜というと入学式など新しい物事の始まりというイメージがしますが、これは主人公の花名ちゃんが新たに高校生活をスタートさせるという展開ともマッチしていると感じました。

そういえば、花名ちゃんの髪色も綺麗なピンク色ですね。僕が推しにしている理由もこれかもしれません(笑)。

 

3    ギャップのある会話やセリフ

『スロスタ』の面白かったポイントはこれです。

この作品は可愛いキャラデザの割に、会話やセリフのひとつひとつに毒というか辛辣な言い方が多々あり、そのギャップがとても面白かったです。建前なしでかなりストレートな表現をするシーンもあれば、直接的ではなく少し遠回しな表現をするシーンもあったりと色々なパターンがあり、そういった要素も楽しめました。

またキャラたちの会話のテンポも良く、会話の進め方や話題の転換が上手いなぁと思いました(笑)。セリフも笑えるものや心に残るようなものなど様々でした。特にたまちゃんや冠ちゃんにはそういったセリフが多かったです(笑)。

 

4   ちょっと珍しい浪人という設定

このアニメの特徴として、主人公の花名ちゃんが浪人していたという設定があります。花名ちゃんは中学3年生のとき高校受験の直前でおたふく風邪にかかってしまい、試験を受けることができず、そのまま1年浪人することになってしまいました。

この浪人設定がギャグパートや、次で説明するストーリーに生かされていてとても面白かったです。

例えば、1年浪人していたため体力が格段に落ちていたり、上記の経験から受験前の健康管理に関して熱心に語ったりなど、この浪人設定は花名ちゃんの面白可愛いシーンをよく引き出していました(笑)。

また、花名ちゃんが住んでいるアパートには万年大会さんというキャラクターも居るのですが、彼女もまた浪人生です。彼女の場合は事故で大学受験を受けられず、そのまま浪人になってしまいました。

この花名ちゃんと万年さんのやり取りも面白く、お互い気遣っていたのが、いつの間にか相手より自分の方がマシだと主張し合っていたのは面白かったです(笑)。また、2人ともネガティブ思考すぎるところも笑えました。

 

5   遠回りやマイペースの良さを伝えるストーリー

僕はこの作品の最も重要なテーマが、これだと考えています。そして、これには上述した浪人設定が深く繋がっていました。

主人公の花名ちゃんは最初、浪人していたという経験をマイナスとしか捉えていませんでした。これは無理もないと思うし、誰だってそうだと思います。

しかし1年浪人した後に入った高校では、たまちゃんや栄依子ちゃん、冠ちゃんと出会い、彼女たちと友達になることができました。そして、彼女たちと共に過ごしていくうちに、花名は「遠回りして良かった」と思えるようになりました。つまり、浪人経験という遠回りを決して悪く考えず、それをしたことによって得られたものもたくさんあるということです。

こういった花名ちゃんの浪人経験に対する捉え方の変化が、彼女なりの成長を感じることができてとても良かったです。

結局、友達には浪人経験を打ち明けることなくアニメは終わりましたが、あくまでも、ゆっくりと自分のペースで進むことの大切さ伝えようとしている『スロウスタート』にはぴったりの終わり方だったと僕は思っています。

花名ちゃんには焦らず自分に合ったペースが1番合っているのですから。

 

以上が、僕が思うアニメ『スロウスタート』の魅力や感想です。